東京西法律事務所

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2014年5月15日木曜日

クイズで相続放棄(問題編)

いきなりですが、問題です。ちょっと長い問題文ですが最後までご覧下さい。

[問題]
東京でIT関連会社を起業した太郎さんには、家族として妻の花子さんと長男の小太郎さんがいます。

太郎さんの故郷の田舎町には、父良太郎さんと母和子さんが住んでいます。

良太郎さんと和子さんの間には、長男の太郎さんのほか、二男の次郎さんがいて、良太郎さんたちと同居しています。

太郎さんの母方の和子さんの家系は代々長命で、和子さんのお母さんのトメさんが98歳で存命中です。太郎さんの祖父母のうち、他の方はすべて亡くなっています。

太郎さんの会社は業績を順調に伸ばし、何もかも幸せに見えた太郎さんの人生ですが、何と太郎さんは急性の難病にかかり、入院後あっという間に40代の若さで亡くなってしまいました。

残された人たちが調べてみると、太郎さんの会社は金融機関から多額の借金をしており、社長である太郎さんは借金の連帯保証人になっていました。

ところが、太郎さんが亡くなったことで会社の存続自体が危うくなってしまいました。

2ヶ月にわたる財産調査の結果、太郎さんの親族は、太郎さんの相続を放棄することを決意しました。

さて、相続放棄する必要があるのは、これまで出てきた人たちのうち、一体誰と誰でしょうか?

[ヒント]
この話は、「わかる相続」本サイトの【7-1-3 相続の放棄】に掲載した事例とそっくりです。

でも、あれれ?よく見るとちょっとだけ違うところがありますね。そこが今回の考えどころです。

答えは後編で公開します。お楽しみに!