(当blogが累計500viewに達しました。当ブログは、相続総合情報サイト「わかる相続」から派生しましたが、今や、「わかる相続」本サイトより人気になりつつあります。愛読の皆様にお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いします。)
皆さん、ゴールデンウィークはいかがでしょうか?
私は今のところ、休日の目処が立っておりません。
さて今日は、特別企画と題しまして、弁護士に依頼するときの秘訣をあなたに教えます。
最初は、弁護士との「出会い方」についてです。代表的な方法を挙げて、それぞれの長所と短所を比較します。
(1)紹介
一番よくあるのが、知人の方の「ご紹介」です。
実際、私もお客様の半数以上が、ご紹介の方です。
ご紹介の一番良いところは、お互いに安心感があるところですね。
あなたにとって一番良いのは、紹介者の方が顔が広く、複数の弁護士を知っていて、その中から一番適任の人を選んで紹介してくれる場合です。
逆に、1人しか弁護士を知らない人に紹介を頼む場合は、どのような弁護士なのか、先に教えてもらってから紹介を依頼する方が間違いがないと思います。
(2)市区町村の無料相談
ご紹介のルートがない場合、市区町村の役所の無料相談に行くというのが、わりと一般的ですね。
メリットは、多くの場合、最初の30分が無料となっていることです。また、知らない法律事務所に出かけていくより、役所の方が何となく安心であるというのも人気の理由であると思います。
他方で、どのような弁護士が相談を担当するか、事前に分からないというデメリットがあります。もちろん、いい弁護士さんに当たるかもしれませんが、ある意味「くじ運」任せになります。
また、相続についてのご相談は、最初にご家族関係や財産の概要についてお聞きするので、初回はそれなりに時間がかかりますが、30分で終わらせようとするとかなり気忙しくなります。
なお、市区町村の役所での相談の後で、同じ弁護士に相談しようとすると、事務所はその自治体にないこともありますので、その点も注意が必要です。
(3)法テラス
法テラスは、収入に乏しい方が、リーガルサービスを受けられるようにすることを目的として設立されました。
従って、法テラスで扱っている案件は、そういった方々が遭遇する事件(破産等)が多いように見受けられます。
また、担当弁護士を選ぶことができないという点も、市区町村の無料相談と同様です。
(4)インターネット検索
以前は、余りありませんでしたが、最近はインターネットでの弁護士探しも増えてきました。
ホームページを持つ法律事務所は増えていますし、当事務所のお客様の中にも、ホームページを見てご連絡を頂くお客様が相当数いらっしゃいます。
インターネットで弁護士を探す場合は、予め弁護士の得意分野や人となりをある程度理解した上で相談できるという利点があります。
もっとも、ホームページの記載が正確であるとの確証はありません。相談の際に、能力を備えた誠実な弁護士であるかを慎重に見極めることをお薦めします。
以上、敢えて言えば、(1)>(4)≒(2)>(3)の順でおすすめです。
もっとも、これらの差は相対的なものであり、どの方法を選んだとしても、あなたにとって良い弁護士に出会う可能性も、そうでない可能性も、十分にあります。何よりも大事なのは、あなた自身が弁護士を見極める目を持つ事なのです。
中編では、会った弁護士の「見分け方」について触れます。